プラン編で書いた通り、二泊三日でしまなみ海道を走ってきました。
■10月16日(金)
自宅 → 日暮里駅 06:45 ~ 07:45 自走
日暮里駅 → 成田空港 08:48 ~ 09:29 電車(スカイライナー)
成田空港 → 松山空港 11:05 ~ 12:50 飛行機(ジェットスター)
松山空港 → 松山駅 13:40 ~ 13:55 バス(リムジンバス)
松山駅 → 今治駅 14:23 ~ 15:01 電車(特急しおかぜ)
今治駅 → 茶梅 16:00 ~ 18:40 自走※しまなみ海道
※茶梅:大三島の旅館
ここから初日を振り返ってみたいと思います。
まずは自宅から日暮里駅まで自走しました。距離としては10kmくらいなので一時間もかからずにサクッと日暮里駅に到着。
輪行で日暮里駅まで行くことも考えましたが、平日の朝の通勤ラッシュ時に山手線に輪行で挑むという勇気はなかったので自走を決意。
たぶん、山手線にロードバイクを2台持ち込んでいたらいつまでたっても乗れない、乗れても目で殺されてたと思います(怖い)。
※奥様のロードバイク含みで、2台です
日暮里駅で輪行袋にロードバイク2台を収納していきます。
自宅では練習しましたが外でやるのは初めてだったので、1台30分を考慮して電車出発1時間前に日暮里駅に到着しています。
収納した場所は日暮里駅に自転車ごと乗れるエレベーターがあって、その前が人通りが少なく広かったのでそこで収納しました。
後で調べたら、日暮里駅のステーションポートタワーの前でした。
練習をした甲斐があって、一台20分ほどで輪行袋にロードバイクが収まり、そのままエレベーターに乗り改札まで移動。
輪行袋を持って初めて歩きましたが、クイックレリーズやスポークがたまに当たり、歩きづらく、奥様は特に大変そうでした。
輪行のコツなどあったら是非教えて下さい!
スカイライナーのチケットを買い、改札を通ります。輪行袋があると一苦労です。
やっとスカイライナーのホームに着き、とりあえずスカイライナーに乗れそうだったので一安心。
そういえばここまで一枚も写真撮ってないことを思い出し、輪行記念に輪行袋をパシャリ。
正直、地味な絵になっちゃいました。
スカイライナー到着!
とりあえずスカイライナーに乗り込むので精一杯だったので、スカイライナーの写真を撮るのを忘れてしまいました。
輪行袋をなんとかスカイライナーの荷物置き場に置くために急いでいたもので。。
スカイライナーの良いところは大荷物用の荷物置き場があるところです。
通常はキャリーケースなどが多く見られますが、輪行袋も(なんとか)入るので輪行袋を置けて助かります。ほんとに。
スカイライナーに乗って思ったのですが、2号車以上をおすすめします。
券売機でチケットを買うときに画面にまず1号車の座席が表示されるので、外国人はだいたい1号車を選び、1号車は外国人が多くなり、2号車以降は比較的空いているという状況でした。荷物置き場のキャリーケースが多くなると置ける可能性が減ってしまうので意外と重要です。
輪行袋を置いてしまえば後は楽ちんです。30分ほどで成田空港に着きました。
ジェットスターのターミナルを探すと第3ターミナルと書いてある。
??? 第3ターミナルなんかあったっけ?どうやら今年の4月8日からできたようです。
スカイライナーを降りてすぐのターミナルは第2ターミナルなので、800mほど離れた第3ターミナルに輪行袋を持って行かなきゃいけなくなりました。
まあ、安いから遠いターミナルになるのはしょうがないかと自分を納得させます。奥さんは嫌だとごねたので、ロードバイクを2台持ちで800m頑張って歩きました。
途中で気づいたのですがキャリーカートに乗せればめちゃくちゃ快適に運べました。
これはかなりオススメです!だって押すだけですから。行きは歩いて運びましたが、帰りはキャリーカートを押して運びました。
途中、心が折れそうになりながらもなんとか第3ターミナルに到着。
第3ターミナルはジェットスター・春愁航空・バニラエアーなどLCCのターミナルでした。
人件費削減のためか、タッチパネル式の自動発券機がありました。
私としてはこちらの方がサクッと受け取れるので助かります。
チケットを受け取り、隣のブースで搭乗手続きを行います。
輪行袋(ヘルメット含む)の重量はほぼ10Kgで、ジェットスターは自転車料金はかからず通常の預け手荷物と同じ扱いで自転車を運んでくれます。春愁航空は4000円かかったのでとても良心的です。
※ジェットスターは預け手荷物は別料金なので、予約の際に忘れずに
私の担当の人はおそらく新人で対応になれておらず、さらに輪行袋を手渡しでお願いしますと言ったものだから、ちょっと困った顔をして「松山空港がどのようになっているかわからないため、手渡しできるかわかりません。」と言われる始末。
この辺はLCCだからしょうがないかと思いつつ、最終的には先輩から言われたのか「ベルトコンベアには流れないようにしますが、どこで渡されるかはわかりません。」と言っていました。
その後、自転車は大型手荷物になるので向こうへお願いしますと案内された大型手荷物検査場に移動。
タイヤの空気が抜かれているか、しっかり固定されているかなど輪行袋の中身を確認してx線装置を通して完了。
特に何事も無く終わり、ここからは荷物が減って移動が快適になったので第3ターミナルを散策しました。
本屋・ファッション系ショップ・フードコートなどがあり、朝早起きで小腹が空いていたのでうどんと皿うどんを食べました。
ジェットスターでは機内食などがオプションとして有料になるので、こういうところで食べるのもありだと思います。
フードコートの写真を撮り忘れたのでフロアマップを載せておきます。
荷物検査に移動して、機内持ち込み手荷物をx線装置に通します。CO2ボンベがあったのでドキドキしながら見ていたら、案の定、リュックの中身を確認されました。
CO2ボンベが入っていますと話したところ、CO2ボンベだけ別トレーに入れられて再度x線装置を通して、通過できました。
CO2ボンベを持って手荷物検査する場合は事前に言っておいたほうが楽かもしれません。ほとんどの場合出してと言われると思います。
搭乗手続きを開始したので搭乗券を渡し、搭乗ゲートを通過。
LCCだからかバスで飛行機まで移動して、飛行機に乗り込みました。
窓が青いバスの中から写真を撮ったせいか、画像が青っぽくなってしまいました。
機内へ乗り込んで座席をぱっと見ましたが、汚いという印象はありませんでしたが、背もたれが急で座席はちょっと狭い印象でした。
奥様と隣同士になるために指定した座席に着席。座席指定は確か有料でした。
機内ではアナウンスはなかったですが11時5分発予定でしたが、15分ほど遅れていたようでした。
そのせいで、松山空港に着いたのは13時過ぎになっていました。余裕を持って13時40分のバスに乗る予定だったので別に大丈夫でしたが。
輪行袋はベルトコンベアには流れず、ベルトコンベア近くの非常口のようなドアから係の人が手渡ししてくれました。ひと安心。
この後、バス移動の予定だったのでバス停を探していたら、なんと13時5分発のバスが待っていました。
ジェットスターと連携をしているようで、飛行機が遅れたため待っていたみたいです。
バス停近くの券売機でJR松山駅までの切符を買い、バスの右側トランクを好きに使ってと言われたので、遠慮無くトランクに輪行袋を入れました。ほとんど輪行袋が専有していました。笑
松山空港から15分ほどでJR松山駅に到着。
松山空港では慌ててチケットを買ったので写真を撮り忘れましたが、JR松山駅に着いてからリムジンバスをパシャリ。
14時23分の特急しおかぜの時刻まで時間があったので、コンビニでおにぎりとポカリスエットを買って、駅でのんびりしました。
一番後ろの座席を取るためにちょっと早めに並び、特急が到着。
ちょうどアンパンマンとコラボしていたのか、柄がすべてアンパンマンになっていました。
一番後ろの座席を取るために並んでいましたが、到着するやいなや座席の方向が変わり、一番前の座席の方に並んでいることになりました。ガーン。
気を取り直して一番最初に電車に乗り、とりあえず一番前の座席に座りました。
結局、2席に1人座る形でなんとか落ち着きました。平日で人が少なかったからか、なんとかなりました。
40分弱で今治駅に到着。
改札を出て左に進み、外に出ると自転車組立所なるスペースがあり、そこで早速ロードバイクを組み立てました。
後輪がチェーンにうまくはまらず、2台に50分近く時間をかけてしまいました。
タイヤの空気も抜かれていたので、CO2ボンベを使って空気を入れることも考えましたが、今治駅で空気入れを貸し出していたので借りてみることにしました。
頑張って空気を入れ、化粧落としで手の汚れを落とし、出発の準備完了!
地元の人に「どこまで行くの?」「頑張ってね」と声をかけられ、いざ出発!!
今治駅を出てすぐ、しまなみ海道のサイクリングロードを示すブルーラインがありました。
そのラインを追いかけて大三島の茶梅旅館を目指します。ほぼ16時発だったので18時30分ころ到着予定です。
ちょっと進むと今治と大島をつなぐ来島海峡大橋が見えました。この近くにレンタサイクルができるサンライズ糸山がありました。
サンライズ糸山を素通りして、今日はひたすら茶梅旅館を目指します。
来島海峡大橋に到着。しまなみ海道のHPによると世界初の三連吊り橋だそうです。こういう情報は知っていると楽しいです。
橋の途中でエレベーターで馬島降りることができるらしいのですが、今回はスルーしました。
それにしても素晴らしい景色。都会での狭苦しい生活を忘れさせてくれます。
自転車・歩行者専用の道路があるので車の心配はいりません。
ちょうど夕日が綺麗で、自然とロードバイクって本当に素敵だなと感じました。
車で通ってもその良さはわかると思いますが、風と匂いと音とそのすべてを感じて走れるロードバイクだと全く感動の度合いが違います。
本当に来てよかったと初日ながら思いました。
日が暮れてきたので寄り道せずにどんどん進みます。
ふたつ目の橋、伯方・大島大橋が見えてきました。夕焼けに映えてとても綺麗です。
しまなみ海道HP 大島
伯方・大島大橋まで上り、景色で癒やされます。
この辺まで来るとわかりますが、橋の度に坂を上ります。急な坂ではないのですが奥様は少し大変そうでした。
しまなみ海道HP 伯方島
伯方島の走行距離は短いためサクッと大三島大橋へ。
今回の旅の宿は大三島にあるため、あと少しです。この時点で18時前。
しまなみ海道HP 大三島
今回活躍中のAnchorRS8 EPSEをパシャリ。茶梅までもう少し、頑張ろう。
ここから急に暗くなり暗い自転車道を走りながら、もう30分早ければと思いながらひたすら漕ぎ続けました。下り坂には特に注意。
茶梅に着く前に長い坂があり、さらに暗かったので奥様は「帰る」と言いながら頑張って上っていました。スケジュールに難ありだったかもしれません。
それでもなんとか18時40分頃に茶梅に到着。名物女将さんが温かく迎えてくださり、自転車用の車庫にロードバイクを停めました。
その後、「ご飯にする?」「お風呂にする?」と聞かれたので、とりあえずご飯にすることにしました。
ちょっと遅く来たからか部屋は貸し切りの広めの部屋で食べました。
刺し身と酢の物。ビールを頼み乾杯!最高!!
いやー運動後のビールは最高ですな。
この辺の鯛だったと思います。身も柔らかく、優しい味で美味しい。
鴨鍋だったかな?出汁が効いてて、全部飲み干しちゃいました。笑
茶碗蒸しとかデザートとかあったのですが撮り忘れて、最後のお吸い物です。落ち着きます。
多すぎず、少なすぎず丁度いい量で、素材が活きた料理ばかりでとても満足でした!!
女将さんのトークも炸裂してとても楽しい食事になりました。また機会があれば来ようと思いました。
「ご飯食べ終わったら海洋温泉施設マーレ・グラッシア大三島に連れてってあげるけんね」と言われていたので、ただ21時に閉まるから行きたかったら言ってとも言われました。無料券も貰え、どうせだったので食後に行くことにしました。
車で送ってもらい20時くらいに到着。遅かったせいか、ほぼ貸し切り状態でした。
ジャグジー風呂・露天風呂などがあり、大満足!もう少しのんびりしたかったけど21時前に蛍の光が鳴り始めたので上がりました。
迎えに来てもらって旅館に到着。
部屋に戻り、疲れもあったせいか初日はこの後すぐに寝てしまいました。
部屋の写真はないですが、ごく一般的な旅館の和室で私たちにとっては十分でした。
初日、お疲れ様でした。
ここからちょっと初日の反省をします。
初日を振り返って思ったことは余裕がないスケジュールだったなと思いました。
反省点をまとめるとだいたい以下の感じでした。
・各地の(グルメ)スポットに寄る余裕がない
・暗くなってからの景色は全く何も見えないのでもったいない
・見知らぬところを暗い中走行すると危険
・ご飯を食べるのが遅くなったため、銭湯でのんびりできなかった
※理想はご飯を食べる前に銭湯でのんびり。露天風呂から夕日でも見れると最高。
三日目編で今回の反省点をいかした旅行プランを考えてみたいと思います。
色々反省点もありましたが、とにかく景色・料理ともに最高だったので素晴らしい初日になりました!
二日目編に続きますが、是非皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。
■初日費用
スカイライナー 2,470 × 2
ジェットスター 6,151 × 2
うどん・皿うどん 1,000(くらい)
リムジンバス 310 × 2
おにぎり・ポカリ 600(くらい)
特急しおかぜ 2,200 × 2
旅館茶梅 11,880 × 2
初日合計:43,662円/2人
旅館抜きで一人あたり約1万円でしまなみ海道に行けるとはLCCさまさまですね。
■初日ライド記録
距離 :43.3km
タイム :2:23:26
獲得高度:1,261m
カロリー:1,351
※タイムは乗っている時間
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